まーぽんって誰がつけたの?

iOS→Scala→インフラなおじさん技術メモ

Google Cloud Platformの環境をterraformで作る

そもそもGoogle Cloud Platformとは

Googleが出してるAWS的なやつ。GCPと略す。だいたいの比較表。

dev.classmethod.jp

なんでAWS使わないの?

コンテナでぽんぽんアプリケーションをdeployしたいんだけどそれをAWSでやろうとすると、ECSというサービスを使うことになる。でも、このECSというのがdeployまわりの取り扱いがめんどくさくてちょっといけてない。 で、同じようなコンテナのスケジューリングとかやってくれるソフトウェアでkubernetesというのがあるんだけど、それをAWS上にたてようとするとちょいめんどい。GCPにはGKE(Google Container Engine)というkubernetesのマネージドサービスが最初から用意されてるのでこれを使いたいから。

GCPにおけるprojectという概念

GCPは一つのアカウントに対して、projectという概念を持ってる。たくさんprojectは作ることができる。すごくざっくりだけど、AWSでいうVPCぐらいの単位かも。

GCPにおける地域とゾーン

GCPにもAWSでいうregion的なやつがある。

  • AWSでいうregionはGCPだと地域で、アジアだと日本(asia-northeast1)と台湾(asia-east1)がある
  • AWSでいうazはGCPだとゾーンと言って、日本には1a〜1cまである。

GCPのprovider

ここからterraformの話。とにもかくにもproviderを定義する。 GOOGLE CLOUD PROVIDER | terraform

provider "google" {
  credentials = "${file("../account.json")}"
  project = "elated-bebop-161001"
  region = "asia-northeast1"
}
  • account.jsonというのは、GCPのコンソールから認証情報(秘密鍵が書いてある)ファイルをjson形式で落としてきたもの。
  • projectは上で言及してるもので全GCP上で一意になるもの。Project名ではなくIDが振られるのでそれを書く。
  • regionは地域。ここでは日本を指定する。

terraformの実行🚀

terraformコマンドで直接実行してもいいけど、いろんなprojectを掛け持ちしてるとローカルのversionを揃えるのが大変なので、docker imagesで提供されているものを使う。 参考にしたサイト 実行するときにいろんなことをしたり、長いコマンドうつの面倒なのでRakefileを作ってそれで実行する。

Rakefileの中身とはまったポイント

  • 🙅 terraformのdocを見るとGOOGLE_CREDENTIALSに認証情報のjsonの中身をつめて渡せばそれを使ってくれるとかいてあったが、これをdockerのコマンドに渡すようにするとstdoutに表示されてしまう
  • 😓 出力されないように環境変数jsonの中身をいれようと試行錯誤したが、jsonの末尾の改行を取り除かないといけないのと、private keyが記述されてるのでそこに文字列として\nが入っててそれが環境変数として渡すと評価されてしまって改行扱いになってしまう

docker実行時に、GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALSで認証情報のファイルの場所を渡してあげるようにする💯

@terraform_version = "0.8.8"

@docker = %Q(docker run --rm -v ${PWD}:/work -w /work/terraform -e GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS=/work/account.json hashicorp/terraform:#{@terraform_version})

namespace :tf do
  task :init do
    sh %Q(#{@docker} remote config \
            -backend=gcs \
            -backend-config="bucket=my-first-project-terraform-state-20170309" \
            -backend-config="path=terraform.tfstate" \
            -backend-config="project=elated-bebop-161001")
  end

  task :plan do
    sh %Q(#{@docker} plan)
  end
end

まとめ

俺はなぜあんな無駄な時間を・・ by 三井 寿